都市伝説!不老不死に関する謎!有名な不老不死の伝説についてまとめてみた。

世間では、アンチエイジングや美魔女などがブームとなり、その若さの秘訣やいつまでも健康でいるための食生活などが日夜考案されていますが、昔から不老というものは老若男女や身分、人種を問わず様々な人の永遠のテーマであり憧れです。

現在の科学では、すべての生物は細胞で構成されており、年を追うごとにその体や器官は老朽化し、誰しもが死を迎えるというのは誰もが知っている事です。

今回はそんな自然の摂理に真っ向から逆らった不老不死に関するいくつかの逸話をご紹介します。

不老不死を求めた徐福

時は大昔の紀元前の中国。中国全土をその手に治め、万里の長城を築いたことで知られる秦の始皇帝もまた全てを手にしたにも関わらずいつかは訪れる死を恐れていました。

不老不死を求めた始皇帝は、不老不死の薬を探させるために、古代中国で仙人が住むと言われていた東の海に浮かぶ蓬莱の国日本へ、側近である徐福を送ります。

しかし、徐福はすでに秦の始皇帝の悪政に耐えかねていてこれを機会に中国へ見切りをつけようと考えていたので、不老不死の薬と引き換えるための宝物いっぱいの船が日本へ到着するや否やそれらをさっさと売り払いました。

そして生活できる分の財産を蓄えると、始皇帝へはとりあえず適当な薬を送り自らは不老不死の薬の捜索を始めました。

そうして何年もの歳月が経ったある日、徐福は、様々な薬草を混ぜ合わせることによって抜けた歯が生え変わり、白髪は黒く戻り、筋肉や臓器は一気に若さを取り戻す霊薬を発見しました。

そうして自らに使用し不老不死になった徐福は中国へは帰らずに日本の熊野山中で生活を始めたという話です。

とても信じられない話に思えますが、真実を知った始皇帝が追っ手を送り、秦の軍隊が熊野山中で何かを探していたという話が残っていたり、江戸時代には自ら徐福と会いその話を聞いたという者の証言で持ちきりになったという記録が残っています。

徐福は今もなお熊野山中で人目を忍んで永遠の命を生きているのでしょうか?

八百比丘尼の伝説

若狭国(福井県小浜市)にはこのような伝説が残っています。

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ある日、若狭国の漁村の長者たちが自らの家の宝物を自慢しあっていました。

そのとき、見慣れない老人が混ざってきて自分はもっとすごい宝物を持っているというのです。それならばそれを見てみたいと思い老人の家に向かいました。

老人の家には様々な宝物があり、それらを見ているときにふと台所のほうに目をやると何やら腰から上は人でありながら下半身が魚の形をした不気味な生き物を調理しているのが目に入ったのです。

その異様な光景を恐れた村の長者たちは恐れ、決して料理に手を出さないことと話し合い、皆が料理に一切手を付けないので老人はお土産としてその肉を持たせますが、みんな帰りに肉を捨ててしまいました。

しかし、長者の一人高橋長者だけは肉を捨てずに持ち帰り戸棚の奥にこっそり隠しました。その肉を何も知らずに見つけ食べてしまったのが高橋長者の15歳になる娘でした。

謎の肉を食べてしまった娘は、それ以降一切老いることはなく様々な知人にも先立たれてしまったため、八百比丘尼として出家し日本中で白い椿の花を植えて回り、800歳になったある日、故郷である若狭国の洞穴に入り、自らその生涯を終えたというものです。

様々な八百比丘尼に関する話とともに、その生涯を終えたと言われている八百比丘尼入定洞が福井県の空印寺に今も残っています。

人魚の肉を食べると老いず長寿になるという伝説は日本を問わず世界各地に伝えられています。

錬金術の不老不死

舞台は大きく変わり、中世のヨーロッパでも不老不死に関する逸話があります。

スペインのサンジェルマン伯爵という人物は不老不死を叶えたのではないかと言われる一人です。裕福な両親のもとに生まれ英才教育を施されたサンジェルマン伯爵は、その様々な知識により錬金術の秘術をもって不老不死の薬である「賢者の石」を生成したのではないかと言われています。

その疑惑は様々な話として残り、様々な人がサンジェルマン伯爵と出会い証言しています。

例えばフランスのジェルジ伯爵夫人は1710年にサンジェルマン伯爵と出会い、その40年後に容姿の一切変わらぬサンジェルマン伯爵に出会ったと証言しています。

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またフランスのルイ15世はサンジェルマン伯爵と出会い、彼が不老不死の薬を生成したこと、その錬金術で金を生み出し大金持ちであることを本人から聞き、彼が錬金術によって生成したたくさんのダイアモンドの贈り物を受けました。

さらに約50年後、度重なる悪政において地位が危ぶまれていたルイ16世とマリーアントワネットに彼らに迫る悲劇の運命を忠告しに現れたと言います。

このようにヨーロッパの様々な時代で目撃されているサンジェルマン伯爵ですが、一説では1987年に西ドイツでその生涯を終えたと言われています。

しかし、それ以降も、更には最近の2015年にもサンジェルマン伯爵の目撃情報が出てきています。

やはりサンジェルマン伯爵もまた永遠の命を手に入れ移り行く時代とともに今もなおどこかで生きているのでしょうか?

まとめ

このように紀元前から現代まで様々な国で様々な形で伝わっている不老不死についての伝説ですが、そのすべてが製法から材料に至るまで謎に包まれています。日々発展していく現代の科学でこれらの真相を解き明かす日は来るのでしょうか?

信じるか信じないかはあなた次第です。

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